商品の考察:1

北海道 べにや長谷川商店(お豆8種お楽しみセット)
昭和元年北海道に創業された「べにや長谷川商店」では、農家の自家用で地域にごくわずかしか残っていない在来種の豆の販売に力を入れています。
お豆に敬意を表し食の暮しに上手に取り入れたいとshopを訪問しました。「お豆8種お楽しみセット」は1袋100g×8種のセットを1箱にした、まるでお豆の宝石箱です。
「在来種発掘プロジェクト」活動のもと商品の種類は豊富で、何を選べば良いのか悩むところ目に留まったのはこの商品です。目を奪われたのです。「アイキャッチ」です。ギフトを意識したパッケージなのか?多種少量をお試ししたい入門編を意識しているのか?選択は消費者です。
お豆料理は難しそう…を払拭し、普段使いに活用したいという思いにかられます。お豆の種類は選べませんが気にはなりません。「信頼」を感じるのです。

商品には小さく折りたたんだ説明書がついており、広げると素朴ながらも秀逸なマーケティングが展開されています。
お豆が見事にデザインのモチーフになっています。おそらく原寸大でビジュアル的にも目に麗しく、ひとつひとつの産地、特長、調理方法などが紹介されています。裏面にはレシピ、お豆の基本知識、企業概要、プロジェクト案内、書籍紹介などなどが網羅されています。捨てられてしまう添付しおりも多い中、読破後保存版として愛蔵される印象を持ちました。
販促のポイントとしてパッケージやラベルに活用法やレシピを加える手法も浸透されてきた中、やはりその内容も手を抜けないと教えられました。活用法をあまり知らずレシピに興味がありましたが、このレシピが楽しそうで作ってみたくなるのです。ちなみに豆コロッケ、ビルマ豆ご飯、貝豆のディップ、青大豆入り浅漬け…などプロデュースのセンスを感じます。
ハガキにもなるレシピ、豆の分類早見表なども付いていました。
次回は気に入った豆の個別購入か?誰かへのギフトか?次につながるマーケティングが成功していると見ました。


商品を販売するだけではなく、それ以前にその土地その土地で長年育まれてきた食文化を守り継承するプロジェクトを広げたり、料理教室、イベントやマルシェ、サロン開催などの積極的な活動。
在来種こそ作物本来の豊かな味わいと生命力にあふれた本物の作物ではないか、とのお豆への思いとこだわりを理念にかかげ、ただ「おいしいから」と本質を理解し信頼する姿勢を学びました。
今回も襟を正さねばなりません。


