デザインの考察:1

minä perhonen”tambourine”

「minä perhonen ミナペルホネン」designer / founder 皆川 明氏によるテキスタイルデザイン「タンバリン」は2000-01a/wコレクションとして発表され、この刺繍柄はminä perhonenのスタンダード柄となり、ミナペルホネンの代表作となりました。
このシンプルなデザインに長年にわたり魅了され、いつもそばにありました。
作為的なものはなく、皆川氏のもとに「やって来たデザイン」。そして氏の背中を押し続けたデザイン。
粒が円になり整然と並べられているように見えますが、ひとつひとつの粒は不完全な円です。

2020年1月 東京都現代美術館で開催された「ミナペルホネン/皆川明 つづく」展に行ってきました。
「実」と言うテーマのもとタンバリンだけで構成された大きなコーナーがあり、タンバリンすべての物語が展開されていました。
刺繍糸と生地を数値化したビジュアルは圧巻でした。ひとつのデザイン、ひとつのファブリックでここまで表現することができるでしょうか。皆川氏の世界観、お人柄、日々のお仕事に向かう姿勢がデザインに反映されています。圧倒的で言葉もありません。

長年にわたる数多くのコレクションとともに、自身の歴史に織り込むしかありません。

襟を正さなければ、といつも思います。

minä perhonen ミナペルホネン

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