デザインの考察:14

「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」茨城県近代美術館
美しく調和のとれたデザイン×質の高いものづくり=豊かな暮し
身近に持っていたウィリアム・モリスのテキスタイル。壁紙や家具、工芸品、宝飾品等一堂に会した展覧会で、芸術、歴史、思想の観点からあらためて見直しました。
アーツ・アンド・クラフツ運動は、イギリス産業革命以後、急速に失われつつあった職人の手仕事による上質なものづくりを見直し生活と芸術の一体化を目指し、イギリスからアメリカ、アールヌーボーから日本の民芸運動に至るまで世界的規模で拡大した。その源泉は、バロックやロココ等の古典芸術だろうか、もう少し勉強が必要です。
鑑賞する芸術から使う芸術への世界規模の思想は、歴史とあわせて捉えなければならず、想像もしない世界の潮流が見えるのかもしれない。
作品の中にはあまり見かけない平等院鳳凰堂の装飾を彷彿させるデザインもありました。1893年に開催されたシカゴ万国博覧会の日本会場で平等院鳳凰堂が建築されました。障壁画等に施されたものは花鳥風月であり、動植物をモチーフとしたモリスに影響があったのだろうか。日本の浮世絵や歴史的建築物も重要視されていて、世界の芸術は肩を並べ自由に行き来し影響し合っていたのではないだろうか。






茨城県近代美術館は1988年に開館しました。最近はガラス張りや明るく眩しいい美術館が造られる中、重厚で落ち着き内装の美しいフォルムに美術館らしさを感じ、今回は改めて美術館の建築にもフォーカスして眺めてみました。
当日は校外学習の小学生も見学に来ていました。子供の頃から本物の美に触れることは素晴らしい。豪華な宝飾品が人気だったようですが、小さな感性の良き記憶になればと思いました。
・茨城県近代美術館
不案内の水戸で出会った素敵なレストラン「清香庵M-CARDEN」
偕楽園の近くの高台に、千波湖を見下ろすロケーションのレストランがあります。個室でランチパスタ懐石をいただきました。料理や器にも地元の素材を使っており地域性があるものは小さな旅にも好まれます。入口のクチナシが満開でした。
・清香庵M-CARDEN
・ときわ邸M-GARDEN(写真のガラス張りの建物でレストラン、パーティーや結婚式、宿泊も出来る施設)






念願叶い珈琲の奥深い世界へ「SAZA COFFEE 本店」
珈琲に合うケーキと言う案内が忘れられず、市内数多くの店舗がある中、本丸へ行ってみました。店内からテラス、中庭と開放的ながらも落ち着き、ケーキはどれもどっしりと食べ応えがありそうなものばかり。珈琲と共にしっかり味わってほしいのでしょう。
・SAZA COFFEE



商品の考察「茨城水戸編」
芸術研修と常にセットの地域商品市場調査。今回は京成百貨店地下の IBARAKI food(県産品コーナー)を視察しました。
梅干し、納豆、さつま芋が特産品で、その展開に興味がありました。梅干しはほとんどの商品に添加物が多く使われ、納豆についてはさすが観光客の目を引く仕様で、材料、容量、価格、ラインナップ等見事な展開の商品と出会えました。干し芋は素材のみを生かし品種ごとの商品展開は、消費者に複数種類の購買を促すものです。安心安全、小腹も満たしおやつに最適です。気になった商品は「奥久慈特産 凍みこんにゃく」。茨城県奥久慈と県境で近い福島県の矢祭町でも蒟蒻芋は特産品です。こんにゃくの9割は蒟蒻芋の粉末で製造されていると聞き、蒟蒻生芋からの手間暇かけた製造は大変貴重です。特有の気候が凍みこんにゃくづくりに適していること、蒟蒻の栄養価や効能、レシピも豊富で長期保存も可能な期待される食品だと感じました。水で戻して調理しますがそれほど膨らまず油揚げのイメージです。



・舟納豆
・幸田商店
・奥久慈凍みこんにゃく(株式会社クリタ)
・奥久慈特産凍みこんにゃく(袋田食品株式会社)
銀座に茨城県のアンテナショップがあります。洗練された素敵な店舗でレストラン、カフェも併設しています。
・IBARAKI sense

おそらく初めて訪れたであろう水戸は、早くに発展した都市であるゆえ中心地の都市開発はされておらず、昔ながらの都市との印象でした。
街の中心にある千波湖が市民の憩いの場で、散歩やランニング、景色を見ながら佇むなど、日常に溶け込んだスポットのようです。周辺は緑も多く文化施設も整った環境です。梅の季節にはまた違う賑わいを見せるのでしょう。


